柴犬と一緒に都内に引越しをしたもふこです。
引っ越しに際して心配で仕方がなかったことが、退去費用でした。先週土曜日に退去の立ち会いを完了しましたので実際どうだったかを書きたいと思います。
引越しに至った理由はこちら
引越し直後に感じたこと
ペット共生マンション
これまで住んでいたのは、ペット共生マンションというもので、ペットを飼育する前提の物件でした。敷地内にちっさいドッグランがあったり、エントランスの前に足洗い場があったり、お部屋の中にもクレートやケージ用のスペースがあったりします。
退去時に一番響いてきそうなのが壁紙ですが、これも腰壁になっていて床から90センチくらいのところまでで一旦途切れているので、しただけ張り替えることができるようになっています。
敷金・礼金
もふこが住んだマンションではペット飼育の場合敷金2ヶ月、礼金2ヶ月。ペットがいない場合にはおそらく敷金は1ヶ月で、途中からペットを飼い出したらその時に追加で1ヶ月分支払う必要があると思います。今時礼金0の物件も多い中、礼金も敷金もモリモリ取るので悩んだ記憶があります。
ペット共生マンションではないが、ペット飼育可の物件も、敷金はペットナシの場合+1ヶ月または2ヶ月、となります。目黒区の築10年以上のある物件では敷金が3ヶ月でした。とにかくペットを飼う場合は初期費用がすごく嵩みます。。
もふこの犬がやらかしたこと
正直柴犬の子犬の破壊力をナメていました。もふこの犬がやらかしたのは
壁紙を剥がす
腰壁になっているリビングだけでなく、腰壁になっていない玄関の壁紙を派手にやぶってしまいました。電話会議中に自由にさせていたのが敗因で、これ以降会議中はクレートに入れておくことにしました。
クレートに入っていられると飼い主は楽です
オススメのクレートはこちら
出窓のハンドルを噛む
寝室とリビング両方にハンドルを回して開け閉めする出窓がありました。
普通は届かない位置にあるのですが、リビングにソファを置いていたのでそれに登ってハンドルを噛んで部品の一部を破壊。
寝室の方もベッドに登ってそこからハンドルを噛んでしまいました。寝室の方は破壊とまではいきませんでしたが歯形がついてしまいました
床の一部をめくる
おそらく本物のフローリングではなく、はめ込むようなものを使っていたと思うのですが、板のつぎめをガリガリ爪でめくってしまいました。8cm程度だったと思います。
もふこがやらかしたこと
良かれと思ってやったが逆効果だったこと
子犬が壁に歯を立てたり、爪で引っ掻いたりするので、壁紙を守ろうと思って上から原状回復できるリメイクシートのようなものを貼りました。しかし、これはやらない方がよかったと思いました。勝手にベロベロ剥がれてきますし、シールタイプだったのですがシールが元の壁紙の表面を持っていってしまって元の壁紙のデザインの凹凸がなくなってしまいました。
洗面台の鏡のコーティングに傷がついた
洗面台の鏡は三面鏡でした。真ん中だけ曇り止めのコーティングがされており、「強く擦るな」というシールがありました。実は強さもそうですが擦るものの素材にも注意が必要でした。鱗のような汚れを取ろうと鱗用のスポンジで擦ったら傷がついてしまいました。
原状回復を目指したもふこの奮闘
さて、実際退去となった時にまずはDIY好きの同僚のススメでサンゲツのショールームに行き、似たような壁紙を探してみました。自分で部分的に修繕できないかなと考えたのです。
しかし、物件の会社が独自の壁紙を使っているのかドンピシャなものは発見できず。
リリカラの方も確かみたと思うのですが見つかりませんでした。模様の感じはそれっぽくても色味が違う、という感じでした。
鏡とハンドルについては破損が分かった時点で管理会社に連絡していました。今思えばしなくてもよかったかも。。。
その時に言われたのがハンドル一個3万円、鏡は5万円。
犬の散歩仲間の旦那さんが内装業を営んでおり、洗面台の鏡についてその方に相談したら鏡は1万円と言われました。。管理会社の方の見積もりは作業代が入っていてすごく高くなっているようです。
契約書を隈なく読むと、破損したところについては借主が修理することは認められています。
念の為確認したところこれは窓が割れちゃった、とか緊急事態に対応するためのものらしいですがとりあえず借主で修理は契約違反ではない。
ただし、退去時に管理会社の担当者が確認して粗悪品がついていたり、不具合があったら交換費用を請求する、とのことでした。
ちょっと迷いましたが、鏡については犬友の旦那さんに交換をお願いしました。出窓のハンドルもみてもらったのですが、製品が特定できず。。
鏡を交換してもらった日はもふこはどうしても外出しなければならなかったので、鍵を預けて作業してもらいました。鏡の交換だけでなく、洗面台の裏の壁紙を使って電話会議中に剥がされた玄関の壁紙を修繕してくれていました。他にもリビングの方の破損も修復してくれており感謝感激でした。
実際請求されたもの
実際退去時の立ち会いで請求されたのは、トータルで訳11万円でした。
内訳
部屋のクリーニング費用
エアコン2台分のクリーニング費用
壁紙の張り替え費用(リビング腰壁の下ほぼ全部、寝室腰壁の下ほぼ全部、収納内の剥がれの分、収納ないで突っ張り棒を使った跡が残っていた分)
壁紙については、2年9ヶ月住んだ分の減価償却が発生し費用負担は54%でした。
不思議だったのが出窓のハンドルも鏡も床も指摘がなかったことです。
ハンドルと鏡については破損時に電話してある(だいぶ前ですが)のでてっきり言われると思いましたがスルーというか、そこまでみていない感じでした。
とにかく主に壁の指摘でした。
管理会社さんから聞いた特約の話
今回立ち会いには賃貸不動産関連の仕事をしている男性の友人に同席してもらいました。女性だけで退去の立ち会いは避けたいと思ったからです。
この方が、管理会社の人に特約について質問をしていました。
あまりにも借主に不利な特約は無効になることが東京都のガイドラインで決まっているそうです。
管理会社の人によれば、例えばお部屋のクリーニング費用は通常貸主が負担すべき費用だそうですが、もふこが借りた部屋は特約でクリーニング費用が借主負担となっていました。特別悪質な特約とは言えないとのことでしたが、次にお部屋を探すことがあったら要注意だなと思いました。
また、ペット可物件については壁紙の減価償却の概念を適応しない会社も多いそうです。つまり、10年住んでも20年住んでも張り替えの費用が100%借主負担になるということになります。もふこが借りた部屋はペットを飼っても減価償却があるので54%の負担で済みました。
お部屋を借りるときにはもう署名する前提で契約に行くので変なことがあってもよっぽど知識がない限り言われるがままに署名してしまいがちだと思うのですが、少なくともガイドラインを頭に入れていくのは大事だなと感じました。
柴犬の子犬に賃貸マンションは適さない
しかし正直子犬に賃貸マンションは向いていないなとこの2年ちょっとで痛感しました。。。本来柴犬は一軒家で家族で飼うのが良いのでしょう。。
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