大人リーナのバレエの発表会の運営はどうなっているのか

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今10代だったらフローラの目覚めのバリエーションを踊りたいもふこです。私がプロを目指していたときはフローラなんて知らなかったです。40代でフローラやったら痛すぎるのでできません。

この記事は大人のバレエの発表会についてですが、出るべきか出ないべきかとか、どんなバリエーションを踊ったらいいのか、の話ではありません。発表会の運営の話です。

どんなバリエーションを踊ったらいいのか、についてはこちら

大人がスタジオ選びを間違えると発表会で踊る前にめっちゃ働かされることになります。

これからバレエを始める方で、スタジオを探している方、発表会なんて出ないから関係ないわーと思うかもしれませんが、絶対出たくなるので考えておいた方がいいです。

個人の教室と、音大付属の教室と、オープンクラスでそれぞれ発表会を経験したもふこが大人リーナの皆さんにおススメするのはやっぱり先生がたくさんいるオープンクラスです。

ただ、発表会は一人で踊るバリエーションになりがちかもしれません。

全幕バレエ、あるいは眠りの抜粋、みたいなストーリー性のある演目にちょこっとでも参加したいなら個人の老舗バレエ教室がおススメですが。。始めたばかりの大人が全幕に出してもらえるかは先生しだいかも。

この記事は、こんな方におススメです。

  • 大人リーナで発表会に出ようと思っている人
  • 大人でこれからバレエを始めるためにスタジオを探している人
  • 子供がバレエ教室にいき始めた方

 

バレエ教室に入る前に確認してほしい。発表会の運営について

バレエ教室はむかーしからあるような個人経営のバレエ教室、チケット制でいろいろな時間、先生のレッスンが受けられるオープンクラス、若い先生が独立して作った大人だけをターゲットにした教室などなど色々な種類があります。

システム、料金以外に発表会運営方法についても確認したほうがいいかもしれません。

発表会の運営は誰がやるのか?
費用は大体どのくらいかかるのか?

もふこが若い頃は、発表会は基本的に発表会は強制参加でしたが、今大人に対してそんなことはしないと思うので、強制的に出演しなければいけない、ということはないでしょうが、運営方法、費用は聞いてみても良いと思います。

費用は、参加費、衣装代、男性と踊る場合はサポート費用などが考えられます。子供の頃は照明代というのもあってトータル30万円くらいはかかっていたのですが、最近は大人のオープンだと一曲いくら、プラス衣装代、という感じのようです。

発表会はたくさんの人たちがかかわっている

 

バレエの発表会は大勢のスタッフによって運営されています。

  • 舞台監督さん
  • 音響さん
  • その周りで働くたくさんの人
  • カメラマン

また、生徒に直接関係するような仕事もたくさんあります。

  • 衣装を集める
  • 衣装を着せたり、脱がせたり、必要に応じて縫ったり、切ったり
  • 終わった後回収、片づけ
  • 子供、初めての大人のメイク(大人は大人同士でやってくれることが多い)
  • 子供、初めての大人のお団子作成
  • タイムテーブル作成
  • 楽屋の割り当て
  • スタッフへのお弁当の手配

 

子供の発表会は、親と、若い先生たちが相当働いている。

 

特に、若い先生は自分も結構重たい踊りをしないといけないのに子供のメイク、リハーサルと本番の付き添い、場当たりのサポート、泣いた子供の世話などなど踊りに集中できなくてかわいそうだなぁと感じていました。

もふこの母は裁縫が得意だったので、発表会の時には衣裳部としてかり出されていました。専業主婦が多い時代のことなので、今どうなっているのかよくわからないのが正直なところなんですが、とにかく発表会というのは保護者の力で運営されていると言っても過言ではなく、とにかく親は忙しいです。

野球とか、サッカーとかも練習中ずっと保護者が見守っていたりするのでどの習い事も同じかもしれないのですが、とにかく親は大変。

 

 

大人になってから発表会に出たもふこの経験

 

もふこが社会人になってから参加して一番嫌だった発表会は、先生一人が個人でやっている小さなオープンで、子供はいませんでした。生徒は全員大人です。多くは仕事後にレッスンに来るような人で、そこで一からはじめる人よりも経験者が多かったです。発表会は先生の知り合いのスタジオと合同でした。

ここでの発表会で踊り以外で求められたことは

  1. 仕事帰りに自分の衣装(チュチュが数着)だけでなくパドドゥの相手の男性の衣装も持って帰らされる。めちゃ重たい。仕事後に男性とのリハがあるときは一度家に帰ったら間に合わないので、全部持って朝から仕事に行く(本当に重いです!下はタイツだけだけど上半身はめちゃ重い)
  2. 関係者の楽屋の準備(楽屋の割り当てに従って扉に名前の紙をはりつけてまわる)
  3. 弁当の買い出し。駅前のダイエーに行ってめっちゃ弁当買う
  4. 弁当の配布
  5. ゲネプロ前、自分の準備の前に舞台にリノリウムを敷く
  6. 終演後リノリウムを巻く

スタジオの規模が小さい割に大きなことをやる先生だったので、幕もの+小品集というお客さんからしたら拷問か?てくらい長い発表会で、もふこはグランパドドゥ1つ、幕ものの3幕以外全部出る、2幕ではソリストでバリエーションあり、という状態でした。

 

この教室で子供の頃いかに母たちが発表会で働いていたか、踊りに集中できる恵まれた環境だったかを思い知ることができたのは良かったのですが、正直勘弁してくれよ、と思いました。

 

確かに楽しみのためだし、人を感動させるような踊りができるような実力でもないし、リノリウムくらい敷いてもいいのかもしれないですが、もふこはどんなにへたっぴでも発表会に出る人は自分の踊りに集中したいと思う。

その分費用は安い

 

生徒がスタッフの役割を担うことで、発表会の費用を安く抑えていることは間違いありません。

なのでその方がいい、と考える方もいらっしゃると思います。なので、個人的にはスタジオを決めるときにそこも考えた方がいいと思うのです。

もふこは安いけどめっちゃ働かされてゲネプロ前に疲れるくらいならお金で解決したい。踊るために発表会に出るのであって、仕事するためではない。

 

オープンクラスのいいところ

 

オープンクラスの場合、先生が踊る+出演をすることがない(例外あり)ので、先生たちが運営をやってくれますし、先生が別のお友達などにお声がけして働いてくれる人を集めてくれる場合もあるようです。都心のオープンは生徒をお客様扱いするので労働させることはないと思います。

 

大人で本番前までに100%完璧に仕上げられている人って少ない印象です。ほとんどいないと言ってもいい。でもそれは当然だと思います。多くて週数回のレッスンとリハーサルで、本来バレエ団のソリスト以上のレベルの人が踊るようなバリエーションを踊ったりするのです。本番までダブルピルエットが一回も成功していない、一か八か、な状態の人もものすごく多い。この状態で本番に成功する確率はゼロに近い。だからこそリノリウム敷いている場合じゃないのでは?と思います。それなら準備とウォームアップに使いたい。精神集中したい!!!!!

 

先生が自ら主役を踊るのは反対<余談>

 

余談ですが、個人の教室で、先生がまだ現役だったりすると先生が主役を踊る、という場合もあります。もふこは若い頃ずーっとこのパターンの教室にいました。正確には、大先生がいてその娘がずーっと主役をしていました。このような教室もあまり好きではないです。生徒は先生をひきたてるためにいるのではない。もし、やりたい演目の真ん中が踊れるような生徒がいないならその演目は将来にとっておいて、今いる生徒がみんな楽しく踊れるような演目に変えるべきだと思います。

一方オープンクラスなら安心かと言えばそうではなく、オープンでも毎年同じ生徒が主役を踊る、というスタジオもありました。これもまわりはやってらんねーってなるのでやめた方がいいと思うんですがなんでそうするのか理解に苦しみます。なのでオープンでも油断ならない。

 

まとめ

バレエスタジオをきめるときは、費用、時間、先生だけでなく発表会のやり方、費用についても念の為確認しましょう。絶対死んでも出ない!と思っていても人生何をきっかけに気持ちが変わるかわかりません。

可能であればそのスタジオの発表会を一回観に行くのもおすすめです。生徒のレベル感もわかるし、ゲストがわんさか来ている場合には費用が高くなるかもしれません。

楽しくレッスンと発表会ができるスタジオに出会えますように!

 

 

 

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