外資系の採用面接受けてみた。外資も英語不要な部署はある【体験談】

英語で稼ぐ道

こんにちは。ハンガリーに留学後に入社した外資系企業に入ってあっという間に4年目になろうとしています。

最近あるエージェントから紹介された会社の面接を受けました。その過程で、

年収UPをとるか、自分のやりたいことをとるか

という選択を迫られました。みなさんならどうしますか?

私は過去何度か転職をしているのですが、今回経験した選考過程と感じたことをご紹介したいと思います。

 

もふこの現状

大前提として、もふこは今の会社に不満はありません。上司はアメリカにいるのですがとてもいい人でいつでも相談に乗ってくれますし、日本にいる同僚もみんな仲良し。出社する必要もありません。

ただ、転職の情報にはオープンです。年収は高い方がいいですし、良いチャンスがあればとりあえず受けてみて受かったら考える。というのが信条です。

 

とりあえずチャンスが来たら話だけでも聞いてみる。内定をもらっても絶対そこに行かないといけないわけではないので受かってから考えるでよし


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今回のお話

某転職エージェントから、ある外資系企業のポジションの選考を受けないかという連絡がきました。その会社は私にとっては魅力のある会社。

ただ、募集中の部署は今の私の仕事と大筋は同じですが、相手は全て日本人になります。今はほぼ全員が外国人です。

私は、転職の条件としてエージェントにこのように伝えました。

  • 年収が上がること
  • 同じ仕事ができること
  • 英語が使えること
  • 在宅勤務ができること

エージェントは、外資系企業だしまずこの条件は全部満たされるだろう、と言いました。

私は仕事相手が日本人になることはわかっていました。しかし、この仕事を別の外資系企業でやっている友達がおり、インド人とのやりとりに苦労している、という話を聞いていたので、それなりに英語を使う機会はあるだろうと思いました。

前述のとおり、受かってから考えようがモットーですのでとりあえずCVを英語で出しましたところ通過。一次面接に臨むことになりました。

 

一次面接

 

面接はオンラインでした。先方の面接官は日本人2名で、

自己紹介→先方から質問→こちらから質問→事務的な質問(入社日など)という流れでした。

質問されたことは、

  • 良い上司と悪い上司の例をあげてください
  • Conflictが起きたときにどうするか
  • なぜ、この会社か
  • なぜ、この部署か
  • 失敗した経験とそのあとどうしたか
  • 成功体験と、なにが成功に結び付いたと思うか

などでした。

そして最後に、「この部署では全く英語を使わないけどそれでいいのか。」と聞かれました。

 

転職エージェントを100%信じるべからず

 

全く英語を使わない、と中の人が言うんだから本当にそうなんでしょう。エージェントは私が上げた条件

  • 年収が上がること
  • 同じ仕事ができること
  • 英語が使えること
  • 在宅勤務ができること

これは全部満たされるはず、と言いましたが実際よくわかっているわけではないのです。

面接後にエージェントから電話がかかってきて、面接で何を質問されたかを聞かれました。

私は正直英語を全く使わない環境で自分がよいのかわからない、という話をしました。

転職エージェントは使った方が絶対に楽ですが、100%信じきってしまうのは絶対に避けるべきです。彼らは転職者が採用されないとお金が入ってきませんので、選考に受かった場合にはあの手この手で説得しようとしてきます。入社後にやっぱり合わなかった、となっても知ったことではないのです。また、彼らは過去の私を知りません。私の場合で言えば、英語に対してどれだけ時間を使ってきたか、どれだけ重要視しているかを理解してくれるわけではないので、自分がどんな環境で幸せに仕事ができるのか、を明確にしておく必要があります。

一次通過、二次面接で個人情報めっちゃ持ってかれる

数日後、一次面接通過の連絡が来ました。二次面接に向けて、いくつか提出書類がありました。

  • 今の会社の源泉徴収
  • 給与明細
  • 月の手取りはいくらか

などなどかなり細かい情報を求められました。正直二次が受かる前にこんなに個人情報?提出要求されるのは初めてでした。正直いい気分はしない。。選考に落ちる、または受かっても行かない場合にこの情報はとられっぱなしということですよね。

ここで希望年収を伝える必要があるのでその相談で再度エージェントと電話をし、私の想像より高い年収を提示することになったのですが、その高い年収をもらっても日本人だらけの環境で自分が幸せに仕事できるかの疑問は解消されませんでした。

 

英語か、年収か?

 

もふこは中学生の時から英語を使った仕事をしたいと思って勉強してきました。

前の記事で書いた映画の影響もあり(笑)、高校生の時にOS英語のパソコンが買えないか?と探したくらいです。

すっかり忘れてましたが今会社から英語OSのPCを支給されてるのでン十年越しに夢はかなっている。

 

 

今までの転職も全部英語能力推しできてしまったのでそれが全然役に立たない状況で満足できるのか?

エージェントはとにかく高い年収で候補者が採用されれば自分の懐にその年収の何割かが入るので必死です。エージェントが言ったことは

年収が上がりますよ

*ただこれは後でわかるのですが、年収を19で割って4か月分は固定の賞与、3か月分は業績賞与となるので3か月分は変動だと思うんですよね。。

また、この時点で二次面接前ということを忘れてはいけません。条件提示でいくらでも高い金額を提示することはできますが、先方がそれをそのままよしとするかは別問題です。

 

とりあえず入って異動すればいいんですよ。外資系だからほかに英語を使う部署がいっぱいあります

これについて私は違和感を感じます。結果的にはそうなのかもしれないのですが、異動ありきで転職するのも変じゃないでしょうか。転職先にも失礼だと思います。腰掛ということですよね。そしてその異動がいつになるかわかりません。少なくとも3年くらいはそこで頑張るのが普通だと思います。最初っから英語で仕事したいのにーって思いながら我慢して仕事するのって変ですよね。

数年仕事で英語を使わなくなったらレベルダウンは免れません。

私にはそれがもったいないと感じました。

エージェントには、年収と英語どっちをとるんだみたいなことを聞かれましたが、現状に不満がないということを忘れています。今の年収も、今の環境も特にすぐに転職しなければ!と思うほどではないのです。

モヤッとしたまま二次面接へ

一次面接のちょうど一週間後に二次面接でした。

先方は今度は一人で、一次面接で出てきた方のさらに上の方のようでした。

流れは一次とほぼ同じ。質問されたことは

  • ここで何をしたいのか、具体的なビジョンは
  • 外国人とのコミュニケーションで気をつけていることは何か
  • うまくいかなかった体験とそれをどうしたか
  • 短所はなんだと思うか
  • 5年後どうなっていたいか

面接の雰囲気は和やかで、そこそこ上手くいったと思いました。

二次の結果

しかし二次面接を通過することはできませんでした。。

エージェントからフィードバックをもらったのですが、

敗因は、「短所は?」という質問に対して、

なるべく期限のだいぶ前に余裕をもって終わらせておきたいので、急な締め切りを言われるとプレッシャーに感じる、と答えたことのようです。そんなに急ぎの案件が多いのか。。

あとは転職先でやりたいことのビジョンが不明確、と言われました。

なるほど。。

 

選考を終えて

正直二次面接に受かっても行かない、という選択をしたと思うのです。他人から見たらなんでそんなに英語にこだわるんだーって感じるかもしれませんが、自分にとっては大事なことだと思います。

 

もふこ
もふこ

でもやっぱり何であれ落ちる、というのは嫌なものですね。。どうせなら受かりたかったです。

ただ自分が何を大事にしているのかを考え直すきっかけにはなったのと、年収を19で割るという会社があることを知れたのはよかったです。いろんな給料の支払い方法があるんですね。。もふこの会社は年収を12で割る、以上。ボーナスなし、です。わかりやすい。

 

ここでまだ学ぶことがあるのかも

数日後、自分のプロジェクトで問題が起こりました。USのある担当者が、自分の担当業務の締め切りを過ぎてから「できてない。聞いてない。もふこが情報共有しないのが悪い」と言い出しました。

USは7月の最初の週が独立記念日の休暇でクローズだったので、もふこは6月の末にその担当者あてにスケジュールの確認メールを送っていますし、その担当者が返信で「大丈夫」って書いているメールが残っています。

これにはほかのみんなもびっくりで、緊急会議となりました。

私の上司が会議を進行したのですが、その話術に関心しました。

USの担当者以外全員の認識は一致しており、あきらかにUS担当者のスケジュール認識がずれていたのですが、決してこのUS担当者を責めるようなことは言いません。

  • まずは現状の確認
  • なぜ、このような認識の不一致が起こったのか?
  • こっちがもっとアドホック会議などを設定すればよかったかもしれない
  • これからどうするか?

と、非常に建設的に対応策を話し合っていました。

日本のお客さんだともっと険悪というか、なんでこうなったー!!!となるのですがこの交渉力とコミュニ―ケーション能力はさすがだなと思いました。

普段はうっかりミスも多いし、人の名前も間違えるし、やるって言ったことをやらなかったりもする人なんですが(*基本的にいい人です)この会議で発揮したパフォーマンスは感動もので、会議後にその旨お伝えしてしまいました。

もふこ
もふこ

まだまだここで学ぶことがあるのかもしれないなぁと思ったできごとでした。

 

あきらかに相手が悪いときにどうやって話をもっていくのか。何か問題があった時に前向きに、建設的に話す、ということを日本語でも難しいのですが、英語でしないといけない。

できるようになりたい、と思いました。

まだまだ修行のたりないもふこ。とりあえずここで頑張ろうと思います。


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